おるたな
- アーティスト: スピッツ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: CD
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この前実家行った時、スピッツのCD「おるたな」をTSUTAYAで買ったのです。(今頃・・)
で、「初恋に捧ぐ」の曲が、妙に気になってグーグルで調べて、
「初恋の嵐」 というグループに行きついた。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E6%81%8B%E3%81%AE%E5%B5%90
まだ自分この歳になっても、こんな驚くことがあるとは思って無かった。
ユーチューブで見て、こんなバンドがあったなんて・・と吃驚した。
惜しいよね。ギター&ボーカルの方が生きていたら、今どんな歌を作っていたのかな。
でも、他に遺された曲を聞いても、
声や 曲や 音に乗せた言葉の響き とかは、すごい良いなーと思うんだけど、
イマイチ言葉の意味が取りにくい・・。歌詞を何度も何度も読みこんで でもダメ。
言いたいことは、なんとなくわかる気はするんだけど。
(昔、同人誌とかで、こんな現代詩をいっぱい読まされたような気がする。)
私は詩から入るタイプだから、なんだかモヤモヤしてしまう。
気付いたことは、
スピッツは、複雑な感情を 簡単な言葉で表しているんだなーと。 初期の頃から。
突き抜けた何かがあった。でも爽やかな歌詞ゆえの悩みもあったのではないかな。軽くみられるとか。伝わらないとか。
でも年月を重ね、続けて行くうちに、確立して行くものがあって。
それに対して初恋の嵐は、若者特有の自意識というか何と言うか 自分の感情のわからないままを 何とか言い表そうとして 深層に潜り込んで
言葉を探り あっちこっちもがいている気がした。
クールになりたい姿勢を崩さずに いいんだよ、これでいいんだよ と言い聞かせるような?
「涙がこぼれそうさ ひばりの心」の心情なのかなとも思ったけど。
大人の階段上る時に失くしてしまう自分と別れきれないような、でも別れなくてはならないような。
そしてボーカルの方が亡くなって、このバンドは年月を重ねられなかった。残念です。
奇しくも 今日は 亡くなられたボーカル西山達郎さんの命日だそうで。
ご冥福をお祈りして、
そして余計なお世話かもだけど、
生き延びたスピッツというバンドにずっと付き合ってこれている幸運を噛みしめてしまいました。
(そんなに古くからのファンじゃないけどね)