イッツフォーリーズ「Ｍｒ．Ｚｏｏ」ファイナル

そーだなぁ〜　期待したほどじゃなかったというか・・。
というか、きっと期待しすぎだったんだよねー。そこが問題で。
ブログまで読んで、盛り上がっていたもんね。
それと、初めてみるお芝居は、ファイナルに行かない方がいいですね。周りは思いっきり思い入れタップリ（スタッフも俳優さんも、熱狂的なファンも）なので、自分だけ乗り切れなくてシラけてしまったトコが(^◇^;)。
それにダンナが前日まで行くとかやっぱり行かないとかゴチャゴチャうるさくて、チケット３人分頼んでいたから、イライラしてしまった。
そういうのも、私が素直にお芝居楽しめなかった遠因ーっす(^^ゞ。

お芝居じたいは、面白かったと思うよ〜。
一人息子を亡くしてホームレスになってしまった男。スナッピー（人形）や女の子と巡り会ってダンスを教えて貰い、「Ｍｒ．Ｚｏｏ」＆スナッピー（人形）のダンスパフォーマンスで有名になって行き、初めのココロを失ってお金の虜になっていく。
なーーんて書いてしまうと簡単なあらすじ。。(^◇^;)

このスナッピーのダンスがすごいです〜〜（あ、いやモチロンＺｏｏ役の一馬さんもスゴイよ。若いヒトタチに混じった老骨むち打ち感がって・・そこが演技のスゴさでしょうが。あとヘタがだんだん巧くなる所とかサイコーね。）
後ろにいる人がスナッピーと足のところを結びつけていて体を支え、もう一人後ろにいる天使役がスナッピーの手を持っているんですが（何で後ろに二人もいるんだと、最初は違和感あったけど）、人形の動きがすごい。全く生きているように見える（人形に命を吹き込む芝居かな・・一句？）。手をグーにした踊りは出来ないようだけど（爆）。

で、お金の亡者になった「Ｍｒ．Ｚｏｏ」に引っ張り回されてスナッピーが疲れ果て、「Ｍｒ．Ｚｏｏ」に目を覚ましてほしくて、自分は実は亡くなった一人息子の魂が、お父さんを心配して降りてきたんだと告白して、最後は天国へ帰ってしまいます。

人って無くなるまで気づかないものです
手に入るものはアタリマエだと思ってしまう
すぐそばにあったのに・・
いつでもそこにあったのに

そんな気持ちを気づかせてくれるお芝居・・・でした。でもファイナル。もう見られないんだね。何か寂しい。

で、不思議だけどお芝居って後になってキいてくるんだよねー。
やんちゅだってつまんなかったとか言ってるくせに（こいつは何見てもそう言う）、
気づいたらふと、♪みすたぁずー、あんどすなっぴぃ〜って歌ってたりして。（それは私だ）
それにあのセリフ良かったね〜とかいうと私なんかよりより正確に再現してくれる（覚えテンじゃん）。
きっとこれから生きていく上でいろんな気持ちになったときに、この日のお芝居の気持ちが想起されたりもするんだろうと思う。それがお芝居の楽しさだと思います。
（でもあくまで良質のお芝居じゃないと、それは感じられないものだけど。）